EURO3
本大会開幕に向けての特別企画では 歴代の大会参加選手による『スーパープレー』をご紹介。
そして皆さんにも実践していただく為の 習得トレーニング方法をご紹介しています!
3回目は元イングランド代表 ポール・ガスコイン選手が ユーロ96(スコットランド開催)で見せたスーパープレーをご紹介。
紹介スキル: 【ディフェンダーの頭越しにボールを浮かせ、ダイレクトボレーシュートで得点を奪ったプレー】
1)チームメイトによりパスされたボールを注視する一方、 相手ディフェンダーのポジションをチラッと素早く確認。
2)ボールが地面にバウンドしたら左足のインステップで 向かってくるディフェンダーの頭越しに優しく(美しく)タッチ。
3)ボールがディフェンダーの頭を越えると同時に加速して抜き去り、 右足のインステップでボレーシュート。
【スキルの練習方法】
[配置]
15m×20mのグリッドの淵に12m離して2つのミニゴールを設置。
ゴール側のエンドラインから5mの距離にシュートラインを設ける。
ディフェンダー(D)がボールを持って、ゴールの間のエンドラインに並ぶ。
アタッカー(A)はボールを持たずにディフェンダーと向き合うように 反対側のエンドラインに並ぶ。
[動き方]
ディフェンダー(D1)はアタッカー(A1)に向かってボールを投げ、 プレッシャーをかける。
但しボールは奪わない。 A1はボールを ボールがワンバウンドしたら、 向かってくるD1の頭越しに
ボールを浮かせ、 ボレーシュートしてどちらかのゴールへの得点を試みる。
[コーチングメモ]
D役の選手に正確にボールを配給する方法をデモンストレーションを交え、伝達する。
この練習ではD役の選手は、相手というよりは練習のための補助役。
だからA役の選手が効果的な練習ができるよう正確にボールを配給する必要がある。
[選手へのアドバイス]
この難しいスキルを習得するための3つのポイント
- 配給されたらタイミング良くボールを迎えに行くこと。 決してボールを待ってはいけない。
- ボールがバウンドしたら足のインステップで、Dの頭越しへボールを優しくタッチすること。
- Dの頭越しにボールをタッチしたら加速してDを抜き去ること。 そうすればボールが地面にバウンドする前にボレーシュートを撃つことができる。