2009年度前期授業レポート2〜A.S.E.研修〜【アカデミー】
2009.04.19
■開催日 2009年04月19日(日)
■場所 筑波大学(野外運動実習場「野性の森」)
■開催 クーバー・アカデミー・オブ・コーチング
■参加人数 アカデミー生:16名、コーチングスタッフ:16名
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Date 2009.04.19 |
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筑波大学にて、A.S.E.(Action Socialization Experience:社会性を育成する実験体験)研修を行いました。A.S.E.とは、“1つの小グループが、一人では解決できない精神的・身体的課題に対し、メンバーひとり一人の諸能力を出し合い、協力しながらその課題を解決する活動”です。A.S.E.の課題を解決するには、次のようなステップで行われます。
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1. 課題の認知・受容:グループに対して課題が提示される 「全員、この壁を登ってください。」 2. 課題の分析・思考:課題の解決方法について、各メンバーが思考する 『どうすれば全員登れるかな。』
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3. 課題解決の計画:各メンバーがアイディアを持ち寄り、集団での討議がなされ、1つの解決策が決定する 「肩に乗ればいいんじゃない?」「俺、背が高いから土台になるよ。」 4. 試行:決定された解決策に基づき、メンバー全員で試行する。問題があれば前段階に戻る 「やってみよう。」
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5. 課題解決:試行錯誤の結果、課題解決の方法を見出し、課題が達成される 「できたぁー!!」 6. ふりかえり:課題に対して、グループとしてどのように対応したかをふりかえる 「下から支えてくれる人、上から引き上げてくれる人、みんなの力が必要だった。」
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このように、グループ内でコミュニケーションをとりながら、問題を全員で解決します。その解決方法に正解や、間違いがあるわけではありません。
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解決する過程において信頼感や協力性が生まれ、グループがひとつになっていました。また、メンバーのことをよく知り合い、自分自身の行動も振り返って学ぶことがありました。 実際にコーチになったとき、子どもたちに対しても、このような体験ができる機会をつくり、社会性を育成したり、個々の性格や体力的な側面を視察したりするのに役立てます。
クーバー・アカデミー・オブ・コーチング
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追記:ジャパンディレクター、エリアマネージャー、スクールマスターなど管理職スタッフも社内研修として参加しました。翌日はきっと筋肉痛...だけど、信頼感や仲間意識が高まり、関係性を深められた有意義な時間と体験になりました。
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