（公財）岐阜県サッカー協会中濃地区少年委員会主催　岐阜中濃サッカーキャンプ　【クーバー･コーチング】

2015.08.30

- 開催日 2015年8月28日(金)～2015年8月30日(日)
- 場所中池公園内多目的グラウンド
- 開催公益財団法人岐阜県サッカー協会中濃地区少年委員会
- 参加人数 4～6年生：Gk/15名 FP/92名　合計107名

　今回で第13回目となる岐阜県中濃地区の高学年を対象とした「岐阜中濃サッカーキャンプ」が開催されました。天候は13回目にして初の雨模様でしたが、予定していたトレーニングとイベントを全て行うことが出来ました。参加した子どもたちは、雨にも負けず元気いっぱい天然芝の上で思いっきりボールを追い掛けました。

　今回のキャンプも、GKコースも加え2泊3日コースと1泊2日コースに分かれて、100名以上の子供たちが5グループに分かれてトレーニングを行ないました。リピーターも多く、1年での向上が見られたことやコーチたちのことを覚えていてくれたことなどとても嬉しく思いました。
　フィールドプレーヤーのキャンプテーマは『チャンスを作るテクニック～１ｖ１攻撃～』で個々の技術を向上させることで、あらゆる局面でチャンス（勝機）を導くテクニックを身につけること、守備からの攻撃転換を素早く、確実に行えるようトレーニングしました。子どもたちは、初めて会う仲間との練習で少々緊張していましたが、徐々に緊張もほぐれ、1日目の午後のトレーニング後には、皆が笑顔で話している様子が見られました。トレーニングの効果もあり、場面場面で効果的に１ｖ１のテクニックを使えたり、目的のあるファーストタッチをしていたり、多くのチャンスを作り出すことが出来ていました。

　ゴールキーパーのキャンプテーマは『ベーシックスキルの習得』で、5回のセッション（2泊3日コース）には、それぞれテーマを設けてトレーニングを行いました。１．ゴールを守る（キャッチングスキル向上、反応スピードの向上）２．ボールを奪う（空中のボールを奪うスキルの向上）３．ゴールを守る（ポジションニングを交えたショットストッピングの向上）４．ボールを奪う（守備範囲を広げ、スペースを消す、ボールを奪う）５．攻撃への配球（攻撃の第一歩　チームを勝利に導く配球を心掛ける）子どもたちは、日に日に上達が見られ、2日目午後に行われたイベント「Gk vs FP　シュート対決」ではナイスセーブを連発して、フィールドプレーヤーたちを苦しめていました。ナイスセーブの時にはフィールドプレーヤーから驚嘆の声や自然な拍手が起こりました。

　キャンプ最終日には毎年恒例の“クーバー・カップ”を開催しました。キャンプの集大成で、子どもたちが最も楽しみにしていたイベントでした。雨天での中止が心配されましたが、雨も上がり無事に開催することが出来ました。4年生から6年生を全10チームに分かれて5チームのリーグ戦後に決勝トーナメントを行いました。今年は、大会前に各チームにシステムやポジションを記入できるシートを渡し、チーム全員で話し合いながらベストなチーム作りを目指しました。上級生が下級生たちの意見も聞きながら、ポジションを決めていて、ゲームに入る前には一体感が生まれていました。違うグループの子たちと一緒のチームにはなりましたが、良いコミュニケーションを取り、「勝利」という目標に向けて、全員が全力でプレーしていました。決勝戦は、選手入場から応援と大会の雰囲気が作られ、特に応援はたいへん盛り上がり、プレーしている子たちは気持ち良くプレーしていたに違いありません。子どもたちは技術のみならず、精神的にも成長したサッカーキャンプになり、「夏休みの良い思い出」になったのでと思います。

　参加してくれた選手の皆さん、慣れない環境で積極的に取り組んだことを今後のサッカーライフに活かしてください。また一緒にサッカーが出来ることをスタッフ一同心より願っております。

　最後になりますが、今回の開催に当たりご尽力をいただきました中濃地区少年委員会関係者及び保護者の皆様へはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

□担当コーチ（GKコース）
Aグループ
山田　将登（関目高殿校スクールマスター）
大竹　正人（足立加平校サブマスター）