《9月イベント》 チーム招待クリニック 第2回 【松戸八ヶ崎校】

2021.09.23
チーム招待クリニックについて
少年団・女子チーム・クラブチーム・トレセン・部活動を対象におこなう地域貢献活動です。チーム力の向上を目標に、個人の長所を伸ばし、課題の改善に努めます。また環境が変わってもストレスに打ち勝ち、味方を生かしながら、状況によっては個人で打開できる選手を目指してトレーニングしていきます。

【 常盤平SC(小学3年生) 】 味方を生かしながらの突破と個人での突破を磨く。



得点するために味方へのパスを使って突破するか。ドリブルを使って突破していくか。相手の配置を見て把握し、守備網を突破するための技術を高めるトレーニングしました。

個人技術のトレーニングでは、味方からのパスを1回目のタッチでスピードに乗るための体の動かし方とトラップの感覚を磨く練習をしました。また、相手のタックルをよけるため、足のどの部分でボールのどこをどのくらいの強さで触れば良いかを反復しました。

実戦形式のトレーニングでは、パスを使って突破する戦術とドリブルを使って突破する戦術をディフェンスの配置によって使い分けていくことから始めました。

ボールを貰ってから味方選手を見てしまうと、守備側はゴールを守るよりもパスに意識がいくのでパスを想定されてしまい、奪われやすくなります。攻撃のときにパスを受けてから味方選手を見るのではなく、パスを受ける前から状況を把握【相手選手/味方選手/ゴールの位置と距離/スペース/ボールの位置と距離】しておくことで、突破する機会が増えてきます。

初めは相手の守備に苦戦するシーンもありましたが、反復することで、パスを受ける前に状況を把握する質が上がってきました。個人練習で磨いたトラップで抜いたり、ドリブルで抜くことで、決定機を作り出し始めました。

守備側は次第に攻撃側のシュート・トラップ・ドリブルでの突破を警戒し、ボールがあるサイドを守り始めます。次第にボールとは反対サイドにフリーの選手ができるようになり、効果的なパスから得点やチャンスシーンが増えていきました。

トレーニング開始直後はボールを持つと慌て、『時限爆弾付きのボール』を扱っているような選手もいましたが、個人技術の練習と実戦形式の練習を繰り返していくと、ボールを持ちたい欲求が出てきて、『10万円の価値のあるボール』を扱っているような選手も見られ始めました。

成功体験は楽しいという感情を抱かせ、挑戦する意欲を掻き立てます。挑戦を繰り返し、獲得した技術は、自信の獲得に繋がることを改めて感じさせられる瞬間でした。





 

【 新松戸SC(小学2年生) 】 ドリブル突破をするための技術と、パスで突破するための関わり方を磨く。



個人技術のトレーニングでは、ドリブルで相手を抜くためのスピードの上げ方と、相手のタックルが届かない距離と角度へドリブルするためのボールの触り方を反復しました。

実戦形式のトレーニングでは、攻撃時でボールを持っていないとき・持っているときに、守備側の立ち位置(距離と角度)を見て、どこで・どのようにボールを奪おうとしているか狙いを予測するように伝えました。また、ボールを持っている味方がどういったプレーをやろうとしているか、どのプレーができるかを予測し、得点するためにどこのスペースに走るか考えるように促しました。

守備者の立ち位置とスペースがどこにあるかによって、ドリブルしている足の前・内側・外側の中のどこにあるようにするかを選択していきます。相手との距離がありスピードに乗りたいときは足の前に。相手が近い距離にいるときはいつでも触れるように足の中に。相手を抜きにいくときや至近距離に来たときは相手の足が出てきても体や手でブロックできる足の外側に。反復することで、相手の動きの逆を突き、ドリブルで突破する場面が見られるようになりました。

また、ボールを持っていない味方がパスを受けられるようにすることで、決定機を増やすことも練習しました。味方のボールの持ち方と相手の立ち位置により、相手の背後に走り込んで受けるか、相手の立っている外側で受けるかを選択できるようになりました。その動きを理解することで、ボールを持った選手がパスをする素振りで相手をパスコースに動かし、ドリブルのコースを空けて突破する戦術や、ドリブルで相手を引きつけてパスコースを空けておき、パスで突破する戦術も見られるようになりました。

『相手はどこにいた?何をしようとしていた?』『味方はどこにいた?何をしようとしていた?』『もっと良くするには、どのようにすれば良い?』

初めはコーチの質問に対して意見をすることもためらっていた選手たちも、質問を続けることで少しずつ自分の考えを発信できるようになり、『今はこうやっていれば良かった。』『(味方に対して)こうやってやれば良いよ。』という声も少しずつ聞こえるようになりました。





 

ご協力いただいた保護者のみなさま、チーム関係者のみなさまへ

最後になりますが、チーム招待クリニック開催にあたり、多大なるご協力をしていただいたコーチ・保護者・関係者のみなさま、誠にありがとうございました。今回の様な活動を通じて、地域の皆様と交流を深めていければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
松戸八ヶ崎校 西川 聡史、木曽 雄大、櫻井 賢一
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