クーバー・アカデミー・オブ・コーチング

2026.06.11
クーバー・ファミリーの皆様、クーバー・アカデミー・オブ・コーチングの中川英治と申します。

クーバー・アカデミー・オブ・コーチング(以下クーバー・アカデミー)は、1999年に設立され、今年で第28期を迎えた、クーバー・コーチングのコーチ養成機関です。クーバー・コーチングのサッカースクールやキャンプ、各種イベントなどでのメインコーチは、全員がこのクーバー・アカデミーで約一年間、クーバー・コーチング・システム(ミッション、カリキュラム、メソッド)やコーチング論、サッカー基礎理論、トレーニング理論、機能解剖学、運動生理学、栄養学、メンタルトレーニング、ビジネスマナー、指導実践などのカリキュラムを修了したコーチたちです。

さて、本コラムの第二回目は自主練習(ホームプラクティス)についてお話ししたいと思います。

クーバー・コーチングのトレーニングにもこのホームプラクティスの項目があります。クーバー・コーチングのトレーニングセッションは、ボールマスタリーから始まり、スピード、1対1の攻防、スモールグループプレー(テーマ練習)、スモールサイドゲーム(ミニゲーム)、そしてホームプラクティスで締めくくられます。

ホームプラクティスのセッションセクションでは、コーチから選手たちへボールマスタリーやフェイント、方向転換、ストップアンドスタートのムーブスのデモンストレーションやポイントを提示して、宿題を出していきます。

クーバー・コーチングでは、なぜ、宿題を出すのでしょうか?なぜ、自主練習を大切にしているのでしょうか?

10,000時間理論をご存じでしょうか。

スポーツや音楽、様々な分野で世界的に一流になるためには、10,000時間の練習(量)が必要であり、量だけではなく計画的に意識的に実施された、練習の質も重要であるとされております。

イングランドプレミアリーグやスペインのラ・リーガ、フランスのリーグ・アンなどヨーロッパのトップクラブのアカデミーのトレーニング時間(量)を調査したデータでは、どのクラブの総トレーニング量も10,000時間には到達していませんでした。

当然、発育発達期間の選手たちであり、サッカーの運動特性上からも、トレーニング時間のボリューム(量)を増やすことが簡単にできるはずがありません。

そのような背景から、ヨーロッパのトップクラブなどでは、全体トレーニングの無い日に必要に応じて個人の課題克服のためのパーソナルトレーニングを実施する専門のテクニカルコーチを配置するなどの取り組みも行われています。

また、昔の世界のトップ選手たちは、幼少期に道端や公園、家の前などでストリートサッカーをおこないテクニックを磨いてきました。しかしながら、社会や生活の発展とともに、ストリートサッカーは無くなっていきました。

クーバー・コーチングでは、ホームプラクティスを通じて、一流になるためのトレーニングの量と質、そして、ストリートサッカーで磨いてきた技術を自主練習でできるようにセッションプランナーをデザインしています。

また、ホームプラクティス(自主練習)では、技術やフィジカルだけではなく、自主性や計画性、継続力などのライフスキルも高めていくことができます。

次の機会でこのホームプラクティス(自主練習)でボールマスタリーをおこなう理由やクーバー・コーチングがボールマスタリーを重要視している理由をお話ししたいと思います。

ぜひ、Coerver EYEのホームプラクティスを自主練習に活用してパフォーマンスを向上してください。
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