【12月】大府校スクールレポート

二学期に行った内容について簡単に振り返りたいと思います。練習を見に来れないスクール生保護者の皆様に、子どもたちがどのようなことに取り組んでいるかを少しでも知っていただきたいですし、お子様が所属するカテゴリー以外のことも知る機会になれば大変うれしく思います。

小学校低学年(U9)、高学年(U12)、中学生(U15)クラス共通で行ったのは、9月が①個人でボールキープをするために体を使ったり方向転換（ターン）のMovesを使う②ボール保持者の状況を見て、サポートの選手は離れるのか近寄るのかを判断する原則について③ボールキープしながらも攻撃方向への前進を狙ってプレーするという内容でした。

10月が「What's Next?」ということで、常に次のプレーを考えながらプレーするというテーマで、①ドリブルやパスを正しく選ぶために、パスを受ける前に体の向きや立ち位置を意識する②パスをした後に自分は何をするのか、その為にボール保持しながら状況を認知しておくことを練習しました。パスをしてすぐ動くドリル練習やパスを受ける前に見ておけばプレーが早くなるといった反復練習を行うことでかなり向上が見られました。試合ではボールを保持している自分と保持していない自分が分離している子（プレーに連続性がない子）がまだまだ多いですが、ボール保持時と非保持時がスムーズに繋がりができプレーに連続性が出るようになると、常にボールに関われる活発な動きができるようになると思います。

原理原則（セオリー）を理解することがサッカーの理解を深めるということを信じ、特にU12クラスとU15クラスはプレーを実行するまでに何をどのように認知するか、その状況ではどういう戦術と技術がセオリーであるかをしっかりと選手たちに言葉で伝えながら練習をしています（U9クラスでも選手が理解しやすいような言葉でできるだけ伝えるようにしています）。11月は、U12、U15クラスでは2対1や3対2の数的優位の攻撃と数的不利の守備のセオリーを練習しました。この練習をしてから、局面が今どのような状況なのか（3対2なのか2対1なのか2対2なのか等）の認知が早まったと思いますし、ではその時にはどのような戦術や技術が使えるのかという選択を「一番答えに近いものを選ぶ」という判断が多くなってきています。技術のミスはあっても全然問題ないので、判断のミスが減ってきたことは大きな進歩です。

チームやグループで戦術を実行する際、各自の頭の中がバラバラではグループとしての推進力は大きくなりませんので、セオリーを知っておくことがチームスポーツをする上では大変大事なことだと思います。特に、普段一緒に練習しているチームであればセオリーを知らなくてもどうにかなるかもしれませんが、選抜や代表チームなどで急に知らない人とプレーすることになった場合、セオリーを何も知らない選手は他の選手に息を合わすことに苦労するでしょう。逆に言うと、セオリーを理解していれば、いつ誰とプレーしてもチームの一員としてすぐにプレーできるはずです。

U9クラスは根本的な1対1の勝負へのこだわりや粘り強さが足りないと感じ、11月は1対1の練習をし、さぼれないだましの効かない中で責任感を持つように練習しました。攻撃はするけど守備はしないという子が多かったですが、少し改善されたかなと思います。当たり前のことを当たり前にやるという習慣がつくまではまだ時間がかかるなという印象です。

しかしながら、全選手がしっかりと積み上げができていますので、忍耐強く見守っていただければ嬉しいです。様々なご意見ご質問お待ちしておりますので、お気軽に話しかけてください。1月は11日から開始となります。これからますます寒い気候になっていきますが、お身体にご自愛いただき、よいお年をお迎えください。

既にお伝えしております通り、2020年1月1日以降の欠席に関しては、本来は3か月以内が振替期限となりますが、コロナ特別ルールとして今年度末（2021年3月末）まで振替可能とさせていただきます。2021年1月1日以降の欠席分からは、本来のルール（3ヶ月以内）適用とさせていただきます。ご自身の残り振替回数を知りたい方は、メールでお問い合わせください。いつの欠席分かも含め、メールにてお答えさせていただきます。

振替練習日を下記日程で追加しております。4月水曜日クラス在籍者が優先となりますが、他曜日の在籍者も振替消化で参加可能ですので、他曜日参加者で振替希望の方はお申込みの上ご参加ください。
振替練習日：9月30日（水）、3月24日（水）　U-9→17:10～18:20　U-12→18:30～19:50