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履正社高校サッカー部 平野直樹監督に聞く高校入学前までに身につけておいて欲しいこと

2020.12.29.TUE

第99回全国高等学校サッカー選手権大会が2020年12月31日〜2021年1月11日まで開催されます。大阪府代表として出場する履正社高校は、ことしからクーバー・コーチングを導入しました。高校サッカーの舞台にあこがれを抱くスクール生と保護者のみなさまも多いことと思います。平野直樹監督に入学前までに身につけておいてほしいことや指導上、大切にしていることを聞きました。

平野直樹監督

高校入学前までに身につけておいてほしいこと

ボールを自由に扱えることが大切です。高校年代になってくると、プレッシャーがはやくなるなかで、判断力がもとめられます。
ボールを扱う技術がないと、チームとしてやりたいことや戦術的にこうしたいということができなくなってしまいます。

クーバー・コーチング導入の経緯

クーバー・コーチングはプログラムとして、確立されているものと理解しています。高校生年代を見ていると、止める・蹴るという技術がしっかりしている子もいればそうでない子もいます。高校に合格して1年生からレギュラーになることは、なかなかありません。その子たちにもう一度、基本を再確認をしてもらいたいので導入しました。

現代サッカーではボールを自由にあつかえて、あたりまえです。
技術を使って、いかに効率的にゴールに向かっていくかということだと考えています。

単なる技術トレーニングではなく、クーバーでもとその部分をしっかりやっていくと聞きました。向いている方向性がピッタリといっしょでした。

高校生を教えるとき大切にしていること

一人前の選手にしてあげたいと思っています。
そのためにサッカー選手から真のフットボール選手にしたいです。
ドリブルサッカー・パスサッカーをしたいわけではありません。
選手にはフットボールの目的である勝つことに向けてプレーしてもらいたいです。勝利のためには、ゴールを奪う必要があります。それをささえるのが技術です。状況にあわせて、パスもドリブルも効果的にできる選手になってほしいと思います。

選手権で生徒に期待すること

ありきたりですが、チームの目標は優勝です。一戦一戦、集中してやること、技術的なこと含めて、ワンプレーワンプレーを大切にすること。ボールを受けるまえのオフザボールのときから、しっかりいい判断をしてプレーしてもらいたいですね。