- コーチのデモンストレーション(お手本プレー)が「ぼやけて見える」
- 試合中、コーナーキックを蹴る選手が「見えない」
- 蹴られたボールが自分の1~2m近くに来ないと「はっきり見えない」
- 普段、「メガネをかけている」
SOCCER
視力が低い方におすすめのサッカー用具「スポーツゴーグル」
2021.04.05.MON
視力が低く、プレーのしづらさを感じる方におすすめの用具があります。
度付きのスポーツ用めがね「スポーツゴーグル」です。
主審が認めれば、試合中、身につけることができます。
すでに着用している当スクールの生徒たちに聞いたところ、「ボールや人、周囲が見えるようになった」(中1男子)、「ボールがどこにバウンドするか、わかるようになった」(小6男子)と効果を感じているようでした。
知っておきたいルールや、スポーツゴーグルの選び方、作り方をお知らせします。
現状のルール
FIFA(国際サッカー連盟)が2001年に「めがねを着けた競技者」にかんする通達を出しました。
ポイント
- スポーツめがねが競技者にとって安全なものになった
- とくに年齢の低い競技者に同情
- 試合に際して、主審が安全性を考慮し決定
「安全性の高いめがねが世の中に出回るようになりました。試合中、着用を認めてあげましょうよ。とくに小さい子には。けど、最終判断は主審になります」ということです。
通達をもとに、地域のサッカー協会独自で、より具体的なルールを定めているケースもありました。
ポイント
- テンプル(つる)のあるめがねは認めない
- ベルトのついたゴーグル型のみOK
- テンプル(つる)のあるめがねの上にベルト型ゴーグルを重ねてつけるのはNG
- 最終判断は主審にまかせる
スポーツゴーグルの選び方
登山、釣り、サイクリングなど、いろいろな種類が販売されています。
その中からサッカー用を、フレームはベルト型を選びましょう。
耳にかけるテンプル(つる)型のスポーツゴーグルもあります。
テンプル(つる)型は強度が高いですが、絶対に折れないとは言えません。
相手とぶつかったときのケガのリスクを考えると、テンプル(つる)型よりもベルト型がいいです。
自分にも、相手にも安全な作りになっています。
試合前、主審もその点を見て、使っていいかを判断するでしょう。
推奨メーカー
スポーツゴーグルを製造しているメーカーを2社紹介します。
1.レックスペックス
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国際的に権威のあるアメリカのASTM規格(日本のJIS規格のようなもの)を唯一クリアしています。より安全なスポーツゴーグルと言えます。
2.スワンズ
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創業100年を超える日本のレンズメーカー山本光学が展開するブランドです。
レンズにポリカーボネートという、とても硬い素材が使われています。
映画で、立てこもり犯に向かう警察官が持っている透明の盾の素材といえば、イメージつくのではないでしょうか?
【ご参考】コンタクトレンズは……
こまかく丁寧なケアができる年齢になってから、利用しはじめるのがよさそうです。
不衛生な状態で使うと目のトラブルにつながる場合があります。
年齢が低く、ひとりで身につけられなかったり、衛生的な状態を保つことができなかったりする場合はスポーツゴーグルを使うのが無難でしょう。
スポーツゴーグルをつくるには……
メガネと同じ手順です。まずは眼科またはメガネ屋で視力を測る必要があります。
(はじめてつくる場合)眼科へ
スポーツゴーグルふくめメガネ類をはじめてつくる場合、眼科で診断を受け、処方箋を出してもらってください。「サッカー(スポーツ)で使いたい」とお医者さんに伝えましょう。
スポーツゴーグルを取り扱うショップへ
処方箋または、普段、かけているメガネを持っていきましょう。
お店で自分にあうサイズや、お好みのデザインを選びます。
製作期間は10~14日くらいです。
まとめ
目が悪い方はスポーツゴーグルを身につけることで、パフォーマンスがアップする可能性があります。
安全な素材が使われていて、自分も相手もケガをさせるリスクを減らすこともできます。
着用を検討してみてはいかがでしょうか?
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