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【卒業生紹介】MINAMIS 南雲健太さんとふり返る「スクールとキャンプの思い出」

2021.04.14.WED

音楽バンドMINAMISの南雲健太さんは、元スクール生(旧ドリームランド校・旧横浜ゆめが丘校)でした。
現在、ライブを中心に活動しています。

【MINAMISのミュージックビデオ(2021年3月24日配信)】

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MINAMIS – GOOD LUCK【Official Music Video】/ YouTube

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指導を受けた寺尾厚志コーチとの写真
寺尾コーチ(左)/南雲健太さん(右)

南雲さんにスクールやキャンプの思い出、音楽との出会いについて聞きました。

スクールの思い出

クーバーに入ったころ

「うわっ! ものすごく上手い人がいる!!」
寺尾コーチのフェイントのお手本を見て、ビックリしました。
「こういうのを教えてもらえるんだ」と、ワクワクしたのをおぼえています。
「プロ選手なのかなあ」と思っていました。

たのしかったゲーム性のある練習

練習の一つひとつに必ずおもしろいところ、ゲーム性がありました。
好きだったのが、四角いグリッドをドリブルで一周して、真ん中にあるターゲットめがけて、キックする練習でした。だれが一番はやく当てられるかを競うんです。
合間にフェイントを入れたり、チーム対抗のリレー形式でやったりしました。
自分がアンカーで、ターゲットに当てたときの快感を忘れられません。
みんな、あの練習が好きでしたね。よくやっていました。パスやフェイント、フィニッシュの要素が詰まっているいいメニューなんですよ。
スクール生時代の写真

キャンプの思い出

いっしょに行った仲間とグループも部屋も別々に!

宿舎の部屋の仲間は全員が知らない状態でした。緊張しましたね。おなじチームの仲間と参加したにもかかわらず、グループも部屋も別々だったんです。
関西から来た子は、気さくにガンガン話しかけてくるし、リーダーシップをとる子や、すごくおもしろい子もいました。「日本なのにこんなにちがうんだなあ」って。
それまで関西弁とかは、大人が使うモノと思っていました(笑)
同世代の子に「風呂行くでー」と言われて、ビックリした記憶があります。
見知らぬ者同士だったけど、3泊4日で、すげえ仲良くなって、最後のほう「もっといたいよねえ」と言いあっていたぐらいでした。
ボールを持つ選手が南雲さん(2003年Jヴィレッジキャンプ)
DVD「Make Your Move」の表紙デザインにも採用

「同じ年齢なのに歯が立たない!」みんなで悔しがったゲーム大会

グループ別にチームを作って、試合をやったんですけど、ほかのグループにめちゃめちゃ上手い選手(*)がいました。ボコボコにやられて……

*この選手は、のちにJリーガーになり、2021年4月現在も活躍中

「こんなに歯が立たねえんだ。同じ年齢なのに」。
みんなで悔しくて、泣いていたんです。
それを知らない人から「だれかに怒られたの?」と言われるほどシュンとなっていました。
「勝ちたいんだなあ。負けたら悔しいんだよな、サッカーって」と思えた場面でした。

音楽との出会い

サッカーを競技として、真剣にやったのは高校まででした。
高校2年のクラスには、運動部より文化部の人が多かったんです。休み時間、ギターをやり始める人もいて、その人たちのライブを見て、「つぎ、これやりたいかも!」って思えたんですよね。
サッカーをやり始めのころみたいな「おもしろそう!」っていうのと、おなじ衝撃を受けたのが音楽でした。

大学に入ったら「絶対にやろう!」とこころに決めていました。

卒業生と寺尾コーチ 恒例のフットサル大会

年末のフットサル大会で集まった卒業生と仲間たち
年末に、教え子や友だちを集めて、ささやかなフットサル大会をやっています。ほぼ毎年。
健太の学年のメンバーがさいしょに企画してくれたのですよね。
フットサル大会の様子
寺尾コーチと卒業生たちと
ただ、健太が来ないことがあったんですよ。
「ロックフェスに行くから」との理由で(笑)
音楽をやっているってことをはじめて耳にしました。
そのときは、まだ見る側でした。
自分たちがライブをやりはじめてから、「バンド活動しています」と寺尾コーチにも知らせたんですよね。
大学生時代の後半に差しかかった頃のことでした。

バンド活動を本格化

多いときは、月に5本くらいのライブをやっていました。毎週のようにやって、地方行けば連日やって、「あれ、つぎ、いつだっけ?」。日にちの感覚がくるってしまうくらいでした。
けど、このコロナ禍。いまは月に1本やれたら……それもお客さんの入場制限もあるなかで……以前のような活動はできていない状態です。
最近、やっとできた1本のライブで、ひさしぶりに音をだせた瞬間、「いままでなんでもっと大事にできなかったんだろう。やっぱ、これだよね」と。こころの底から「たのしい」って思えました。月5本とかやっていた時期には感じられなかったことです。
ボールが転がってきたら、昔おぼえたボールタッチを自然としてしまいます。それっておもしろいからしたくなること。自分にとっては、音楽もおなじなんです。これからもずっと続けていきたいです。

現スクール生へのメッセージ

「できなかったプレーが、できるようになった!」
クーバーでの原体験があるので、多少、つまずいても「あのとき、できていたよね」と自分に言い聞かせ、また立ち上がるモチベーションを持てるんじゃないかなと思えます。
ふり返ると、10代の頃、大事な経験ができました。ひとつのフェイントを長い時間かけて身につけたり、なんであそこまで一生懸命やっていたんだろうと思えるガムシャラさだったり。
いまは、音楽っていうクリエイティブなことをやっています。「いい(フレーズ・メロディ)が出てきた」っていうのは、サッカーの「いいプレーができた!」っていうのといっしょなんですよね。サッカーでやしなってきたことが、思いがけないところで、ハマったり、役に立ったりします。
スクール生のみなさんも、そう思える未来が来るはずです。たのしみにしておいてほしいですね。

【告知】2021年12月16日「MINAMIS ONE-MAN LIVE 2021」

クーバー卒業生のみなさまへ

卒業生がいろいろなところで活躍している姿を見るのが、コーチたちのよろこびです。

「いま、どこに住んでいて、▲▲をやっている」
「〇〇をめざしている」
「××でなやんでいる」
などなど、近況を教えてくれるとうれしいです。

出身スクールのコーチに連絡をとってみてはいかがでしょうか?

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