スポーツをがんばる小中学生に注意して欲しいことの一つにスポーツ障害があります。
私が小学6年生の時、所属していたチームにスポーツ障害の一つであるオスグット・シュラッター病の友人がいました。
友人は膝の痛みが強かった為に練習も試合も参加する事が出来ませんでした。
今思えば、練習前後のストレッチが充分では無かったように思います。
ストレッチの必要性を理解する事で予防につながります。
きちんとした知識を持って対応すれば、予防・重症化を防ぐことが出来ます。
アカデミー
2021.09.08.WED
スポーツをがんばる小中学生に注意して欲しいことの一つにスポーツ障害があります。
私が小学6年生の時、所属していたチームにスポーツ障害の一つであるオスグット・シュラッター病の友人がいました。
友人は膝の痛みが強かった為に練習も試合も参加する事が出来ませんでした。
今思えば、練習前後のストレッチが充分では無かったように思います。
ストレッチの必要性を理解する事で予防につながります。
きちんとした知識を持って対応すれば、予防・重症化を防ぐことが出来ます。
アカデミー第23期生
鈴木 純(すずき じゅん)
宮城県出身
大学卒業後に個人のフットボール技術を最大限に伸ばすクーバー ・コーチングに感銘を受けました。私が小学生の頃は個人の技術トレーニングをやる事はほぼありませんでした。クーバーでは子供1人にボール1つでボールを触る回数が多く、いつ・どこで・どのようにプレーするかを指導していて、子供達はより上達すると感じました。私も小さい頃からスクールに通いたかったといつも思っています。
負荷が繰り返されることによって起こる障害です。
太ももの前にある大腿四頭筋は、膝の曲げ伸ばしをする時に重要な役割を担っています。オスグット・シュラッター病はこの大腿四頭筋の使いすぎや柔軟性の低下をきっかけに症状が出ます。また、大腿四頭筋は膝のお皿を経由して、脛骨粗面に付着しています。膝の曲げ伸ばしを繰り返すと、脛骨粗面が強く引っ張られ一部剥離が起きる事で発症します。
膝下の痛み、圧痛、腫脹があります。
重症化していくと裂離骨折の可能性もあります。
以下の3つに当てはまるとオスグット・シュラッター病の可能性が高いです。
1)膝のお皿の下の骨を押すと痛い
2)膝のお皿の下の骨がポコッと飛び出している
3)屈伸すると膝のお皿の下の骨が痛い
膝のお皿の骨から数センチ下の部分(脛骨粗面)の腫れ、痛みがある場合はオスグット・シュラッター病を疑うべきです。発育期(10~13歳)の小中学生の男子競技者に多くみられます。
シンスプリントは脛に痛みが起きるスポーツ障害です。運動時や運動後に脛内側の中央から下方1/3にかけてズキズキとした痛みが生じます。使いすぎ症候群(オーバーユース)の1つで、走る、飛ぶなどの激しい運動を繰り返し行なっていると発症しやすいです。
走るとすねの内側が痛み、熱や腫れを伴い、動き初めに痛みがあります。
悪化すると疲労骨折を起こします。
ウォーミングアップとクールダウンでその時に合ったものを行ないます。怪我の箇所のみだけではなく、その付近のストレッチを行う事で怪我の箇所の負担を減らすことが出来ます。
オスグットの場合:大腿前面、大腿後面、股関節のストレッチ
シンスプリントの場合:腓腹筋、ヒラメ筋、前脛骨筋、足底筋膜のストレッチ
怪我がなければ、練習・試合に存分に参加出来て、より上達するはずです。また、怪我をしてしまった後も柔軟性向上やフォームの改善となり、状態の向上につながります。自分の身体の状態は自分が一番分かっているので、自分の身体と相談しながらプレーをするのも大事です。
保護者の方は、子供のSOSを見逃さないが最も大事です。
「痛い」と言うと試合に出られなくなると思い、「痛い」と言えない子供もいます。
痛そうなそぶりをしていないか、フォームがいつもと違っていないか、オーバーワークになっていないか、成長の個人差を配慮しているかに気をつけてください。
痛みをすぐに相談できるような雰囲気作りも重要です。
靴が最適のフィッティングかどうかや、紐の結び方の指導も必要です。
不安がある場合は、我々コーチに気軽にご相談ください!
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