アカデミー

安全にスポーツを楽しむために。 研修レポート「スポーツセーフティー」

2021.08.04.WED

今の季節、熱中症の予防はとても大切です。

「スポーツセーフティー」という授業を受けて、スポーツを安全に行える環境を作ることの大切さを学びました。

事故を予防するためには、事前の環境作りがとても重要です。
クーバー・コーチングでは、様々な取り組みを行っています。

特に7月・8月は熱中症が増える時期ですので、しっかりとした対策が必要となります。


 

アカデミー第23期生
長谷 伸作(ながたに しんさく)
長崎県出身

41歳の新入社員です。子供達の吸収力の速さと上達していくスピードに驚かされています。自分自身もクーバー・コーチングのメソッドで練習を重ねています。子供達ほどではないですが、いくつになっても上手くなるものだなと感じている日々です。

熱中症を甘く見てはいけません。

中学校、高等学校での運動部活動における死亡・重度の傷害事故の内、全体の9%が熱中症によるものです。
熱中症にならないためにできることがあります。

1.暑さに慣れる

まずは暑さに慣れるための身体を作りましょう。
10日から14日かけて運動の量や回数を増やしていきましょう。
ずっとエアコンが効いた部屋でゲームをするのは良くありません。
真夏の暑さに向けて、意識して汗をかくような動きをしましょう。
朝晩の涼しい時間帯に外に出て、身体を軽く動かすのがおすすめです。
また、室内でも筋トレやストレッチなどで軽い汗をかくことは出来ます。
室内の温度に注意しながら行いましょう。
いずれも、こまめな休憩と水分補給を忘れずにしましょう。

2.水分補給

冷えたスポーツドリンクや経口補水液で運動の1時間前から500mlをこまめに補給しましょう。
運動中は15分から20分ごとに200mlを補給しましょう。
冷えた水分の方が腸での吸収も早いです。
運動後は体重が減った分を回数を分けて補給します。
体重の3%以上の減少は脱水症状です。
例:小学6年男子平均体重約40kg×3%=1.2kg
また、2%以上の体重減少はパフォーマンスにも影響します。
とはいえ、練習会場での体重計測は現実的ではありませんね。
自宅を出る前と帰宅後や起床時の体重測定など、体重計測の習慣をつけていきましょう。
体重計測は、自分のコンディション把握や身体の成長を簡単に実感できるツールです。

クーバーの練習には、必ず水筒を持ってきましょう。
夏場の水筒の中身は、スポーツドリンクにしましょう。
練習途中で無くならないように十分な量を持ってきてください。
トレーニングが終わったら、塩分入りのタブレットや塩飴を口にすると良いでしょう。

3.体温調節

こまめな水分補給はもちろんですが、身体を冷やす事も大事です。
風通しが良い涼しい場所、エアコンが効いている場所で休憩しましょう。
クーバーのトレーニング中は、日陰で休憩を取るように指導しています。
濡れタオルを首の後ろにあてるなどして体温を調節しましょう。
私が勤務しているスクールでは、休憩中に子供達に霧吹きをかけています。
首の後ろや頭のような熱を持つ所にかけると効果的です。

その他には「手のひら冷却」という手段もあります。
手首から先を15℃の水道水に漬けるだけです。
手のひらを水につけてAVA(動静脈ふん合)血管を冷やすだけで、体の深部の体温上昇を抑えることが出来るのです。
手を洗うだけでも効果があります。
コロナウィルス感染予防と熱中症対策としての効果があるので、一石二鳥です。
こまめに手洗いしましょう。

4.WBGT(暑さ指数)

WBGTとは気温、湿度、輻射熱(日射しを浴びた時に受ける熱や、地面、建物、人体などから出ている熱)の3つを取り入れた温度の指標の事です。
暑さ指数31以上は、運動は原則中止です。気温35℃以上で、概ね暑さ指数が31以上になります。
特別の場合以外は運動を中止しましょう。

クーバーのスクールではWBGT計測器で暑さ指数を計測しています。
保護者の皆さんは、携帯の天気アプリなどで、暑さ指数を元にした熱中症情報などをこまめにチェックするのもいいかもしれません。

運動中の事故を減らすために

体調が悪い状態で運動をするのは避けましょう。
風邪をひいていたり、下痢をしていたり、体力がなかったり、寝不足のときは熱中症になりやすいです。

夏休みですね。
休みだからといってダラダラ過ごしていると、熱中症になる確率が上がります。
日頃から規則正しい生活をこころがけましょう。

十分な睡眠時間を取り3食しっかり食べて、安全にスポーツを楽しみましょう!