アカデミー

試合前の準備で勝利を掴め! 研修レポート「トレーニング理論」

2021.08.18.WED

ウォーミングアップの本当の意味

選手の皆さんは、試合前にウォーミングアップをしていると思います。
アップは試合前に身体を温めるだけと思っていませんか?
もっともっと深い意味があるのです。

私は、高校時代にウォーミングアップをしないで練習試合に出場し、怪我をしたことがあります。
どんな時でもしっかり行うべきだと身にしみました。


 

アカデミー第23期生
馬場 建人(ばば けんと)
神奈川県出身

3歳から始めたサッカーが今では私の人生そのものです。アカデミーで様々なことを学び、知らなかった知識の多さに驚く毎日です。
スクールでアシスタントコーチをする時は、選手の名前を呼びながら大きな声で褒めることをモットーとしています。

3つの目的

  • パフォーマンス向上及び効率化
  • 怪我(外傷、傷害)の予防
  • 運動に対する心の準備

5つの効果

  • コンディションの把握ができる
    練習や試合前、同じウォーミングアップをすることをおススメします。過去(昨日)の状態と比較できるからです。怪我(をしていたら)の状態が良くなっているか、疲れ具合がどうかを理解すると「今日は調子がいい。全力でやっても大丈夫」とか、「すこし疲れているな。力を抑えぎみにプレーしよう」と決めることができます。
  • スムーズな筋力発揮につながる
    体温が温まると筋肉が伸び縮みしやすくなり、筋肉系の怪我の予防に繋がります。
  • 筋肉の柔軟性が高まり、可動域が広がる
    体温が温まると筋肉の粘性が少なくなり、動きのダイナミズムやスムーズさが得られます。
  • エネルギー効率が上がる
    血液温度が上昇すると、より多くの酸素が身体中の細胞に運ばれるようになります。
    せっかく大きく息を吸っても、身体が温まっていないと、酸素は細胞に行き渡りません。
    エネルギーをあまりかけずに筋肉を動かすことができるようにもなります。
    つまり、疲れにくなるのです
    脳からの指令が筋まで速く届くようにもなります。
    頭と身体を連動させるためにも、筋温・体温上昇は必須です。
  • 心理的効果が得られる
    身体面以外の効果もあります。個人のモチベーションを高め、チームの一体感を生みます。
    焦って力んで緊張している場合はリラックスさせ、気分が乗らない/だるい/あきらめている場合はサイキングアップし、理想的な心理状態にすることができます。
気持ちもウォーミングアップしよう!

クーバーのウォーミングアップ

ボールマスタリーを行っています。
未就学児は、ゲーム形式要素を多く取り入れて楽しく行い、サッカーに取り組む気持ちも高めています。
低学年は、2種類のタッチを交互に行うなど組み合わせています。高学年になるとより複雑にしています。ボールマスタリーをしながらじゃんけんをするなどの工夫をしています。

クーバーのコーチは、選手の体調、調子を見て声をかけています。
気分が落ち込んでいないか、怪我やガや疲労感、前回と違った動きをしていないか等に気を配っています。

効率的・効果的なウォーミングアップ

上手くなるために練習が必要ですが、その練習で怪我をしては本末転倒です。
怪我、疲労を出さずに選手のやる気を上げることが大事です。

初めに静的ストレッチ(セルフストレッチ)を行い、筋肉の柔軟性を上げ、関節の可動域を広げましょう。
怪我をしたことがある選手は、その部位の状態を把握します。
ストレッチを行う時は、呼吸を止めずにゆっくりと行うことを意識します。
緊張した筋肉がより緩みやすくなります。
自分の身体と見つめ合う時間になるはずです。
ジョギング、動的ストレッチと少しずつ体を動かしていきます。
ブラジル体操やボールを使った対面パスなどで心拍数を上げていき、最後は100%の力でダッシュし、その日の自分のコンディションを確かめましょう。

大きな大会などで、緊張してしまい上手く気持ちが乗せられない選手がいると思います。
普段の練習の時から大声を出してウォーミングアップしておき、大きな大会前で緊張したときにも同じように大きな声で行うと平常心を保てるようになります。

ウォーミングアップの質で、その日の練習や試合が変わります。
試合前の準備で、勝利を掴もう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加