(2017年9月、中川英治コーチが登壇した「保護者向けセミナー」の一部を抜粋し作成しました)
LIFE
【クーバー流コミュニケーション術その5】聞くスキルをみがく
2019.12.23.MON
コミュニケーションはメッセージの送り側と受け側がいます。私がしゃべり、みなさんが聞いています。両者がいて、成立するものです。
いま、みなさんは、私に、フィードバックもしてくれています。ある人がうなずいているのを見ると、理解して、同調しているのかなと思います。またある人が首をかしげたら、理解されていないんじゃないかと考えてしまいます。
みなさんとの間で起こっているのは、こういうことです。
この場で、私は、あたまの中にあることを日本語というツールで伝えています。みなさんはそれを聞いて、内的反応をしているのです。私の思いが、みなさんの内的反応とイコールになったとき、コミュニケーションができたといえます。
たとえば、スペイン語で話しているとします。理解できませんよね。そうすると成り立たないのです。
話す側がいて、聞く側がいるので基本的には、比重はおなじです。話すスキルも50%、聞くスキルも50%必要になります。
ということで、聞くスキルをみがきましょう。
5つ紹介します。
相づち
子どもが、「学校でこんなことがあったんだよ」っていうときがあると思います。お母さんが台所にいる場合、どうでしょうか? いそがしいですよね。そういうときって、なかなか目を向けて、聞いてあげられないこともありますよね。難しいのもわかります。子どもに「聞いてるの?」と思わせてしまうときもあると思います。
けど、もしかしたら大事な話かもしれません。そういうときこそ、がんばって、手をとめて、うなずいてあげたり、相づちをうってあげたりすることをこころがけてみてはいかがでしょうか?
言いかえ
おなじキーワードを言いかえたり、おなじような言葉をちがう言葉に置きかえたりして話してあげましょう。
オウム返し
なにかしらオウム返しをしましょう。そうすると「よくきいてくれてたんだな」「自分のいいたいことが伝わったんだな」と子どもは思うのです。その言葉に自尊心をくすぐられ、自信をたかめていきます。
質問
質問していくと、もっといい言葉が出てくるかもしれません。
こちらが話し手というよりは、子どもにどんどん話させてみましょう。
非言語
表情、ボディランゲージ、声のトーンを聞いて、そのときの子どもの気持ちや感情がどうだったかを読みとれるでしょう。
いい話じゃない場合や、暗い話だった場合もあると思います。ネガティブな話をしているときほど、言いかえてあげましょう。
質問してあげたり、それを相づちをうちながら聞いてあげたりしてみてください。ただし、わるい言葉はオウム返ししなくていいです。
まとめ
聞き上手は話し上手っていったりしますよね。この話をするとき、聞くスキルが上手なある芸能人の話を思い浮かべます。彼は、女性とのデート中、ごはんをたべながら、その人の目を見て、聞いているだけらしいです。
プレゼンテーションの練習は結構しますけれども、聞く練習っていうのも、子どもたちと接するうえで、みがかなければいけないスキルじゃないかと思います。
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