(この内容は、2017年9月、中川英治コーチが登壇した「保護者向けセミナー」の一部を抜粋し作成しました)
第一回目の記事で、子どもの行動にたいし、保護者が、前向きなフィードバックをすることの重要性をテーマにしました。
LIFE
2019.09.24.TUE
(この内容は、2017年9月、中川英治コーチが登壇した「保護者向けセミナー」の一部を抜粋し作成しました)
第一回目の記事で、子どもの行動にたいし、保護者が、前向きなフィードバックをすることの重要性をテーマにしました。
第二回目は、フィードバックのやり方のひとつである「未来型コミュニケーション」をご紹介します。
「なんで?」「なんで?」「なんで?」と、子どもに理由ばかりを聞いてしまうことってありませんか?
やってしまったことは、とりもどせない過去のことなんですよね。そうではなく、未来を志向した質問をすることをおすすめします。
この術を、クーバーのコーチたちも指導者養成機関アカデミーで学びました。スクールでの指導中も実践しています。
サッカーのプレー中、シュートをはずしてしまった選手がいたとします。そのとき「なんで(WHY)シュートはずすんだよ」とクーバーのコーチはいいません。「成功させるには、なに(WHAT)をしたらいい?」や「どう(HOW)したら、できるようになる?」とフィードバックするようにしています。
このように発問をくりかえしながら、解決策を言葉にしていきます。
「なんで(WHY)」は過去のことへの問いです。起こってしまった出来事・事実はかえられません。この経験を、先々、どうやって生かすかが大事です。未来に対する問いかけをしてみてはいかがでしょうか? 未来の行動はだれにでも作り変えることができるのです。
ご家庭での応用例をご紹介します。
解決法は勉強することですよね。そのプロセスをいっしょに考えていきましょう。
おなじようにプロセスをいっしょに組み立てていきましょう。
「あなたには、できる素地があるんだからやってみようよ」と能力をみとめながら、提案していきましょう。
子どもたちみんなが発想力をもっているわけではありません。「AとBどっちがいい」。さいしょは選択式にして聞いてみましょう。
たとえば……
「どうしたらいい?(HOW)」「なにをすればいい?(WHAT)」と聞きながら、子どもが、未来の行動をよくするための方法を作る手助けをしてみてはいかがでしょうか?
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